先月10日と11日にゆっちゃんは交配をしました。
今まで3回交配を行ってきましたが妊娠することができませんでした。今回の発情では血中プロゲステロン濃度を測定することにより正確な排卵日を予測し、交配に至りました。
通常のわんちゃんでは出血を確認したあと10日から14日目が交配適期と言われています。前二回は膣粘膜スメア検査と言って膣の細胞診を行い排卵日を予測してきました。しかし受胎には至りませんでした。
前回の発情では今回の血中プロゲステロン濃度を測定し、排卵日を予測しました。2回の検査(外注検査)で排卵日を予想しましたが、外注検査のため検査結果のタイムラグのためか受胎には至りませんでした。
今回の発情では院内で測定できる検査機器を準備し発情出血確認から連続的に毎日ホルモン測定を行ったとこ、ゆっちゃんの排卵が通常個体より遅れていることが分かりました。検査の回数を増やしたおかげで的確な排卵日を予測し、交配、受胎に至りました。
わんちゃんは受胎しやすく安産だと言われておりますが、妊娠しにくい体質の子もいることを改めて理解しました
検査直前緊張しているゆっちゃん
色が写っているのが胎児の心臓の動きを表しております。超音波検査では受胎を確認できますが、頭数までは完全な把握はできません。もう少し赤ちゃんが育って骨が作られたらレントゲン検査にて頭数を確認します。
画面で自分の胎児を眺めるゆっちゃん
出産予定は6月中旬予定です。診察室に遊びにきますがすぐに横になり愛想が悪く見えるかもしれませんが妊婦なので多めに見てあげてくださいね。
フィラリア予防も始まっております、早めの検査と投薬を!
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