ノミ、マダニの駆除

ノミ、マダニ予防

ノミやマダニは『ついたらすぐに体から落とす』事が大切!

ノミやマダニからの害は刺されたかゆみだけではなく、怖い病気を媒介します。
病気の予防のためもノミ、マダニに吸血させないことが大切です。

ノミ 約3mmと小さく、すばしっこい寄生虫です。
体の表面を移動し毛に隠れてしまうためなかなか見つけられず『糞』でノミの存在に気付くことも多々あります。
目の細かいクシで毛をとき黒い小さな粒を見つけた場合はティッシュにとり少し水を垂らしてこすってみましょう。
粒がふやけて赤茶色がにじんだらその小さな粒は血を吸ったノミの糞です。
冬になると活動性は低くなるものの13度以上の環境で繁殖します。そのため一度お家の中に入ってしまうと1年を通して繁殖を繰り返し駆除が困難となることもあります。
マダニ マダニは吸血することで大きさがかわりますがおおよそ1~10ミリの黒く丸い寄生虫です。
草むらに体や顔を突っ込んだ時にくっついでしまうことが多いため顔や足元でよく発見されます。
強いクチバシを皮膚に差し込み体を固定した形で吸血をします。無理に引っ張ってしまうとクチバシだけを皮膚に残し体が離れそこから化膿することもあります。
もしマダニを見つけた場合は無理に引っ張らずそのままの状態で来院ください。マダニの幼ダニ、若ダニは秋から冬にかけて活動性が高くなります。

小さくて発見の遅れがちなノミ・マダニは刺した部位に痒みや皮膚炎を引きおこすだけではありません。
吸血することでいろんな病原体を媒介したり貧血や全身性のアレルギー症状をひき起こります。

ノミ
① アレルギー性皮膚炎
ノミが吸血する時の唾液や分泌液などがどうぶつの体に入りそれがアレルゲンとなって全身症状を呈することがあります。
② 瓜実条虫
消化管内寄生虫。おしりや便の表面に白い小さな粒がのようなものがついていたら感染の疑いがあります。
マダニ
① 犬バベシア症
バベシア原虫が血液に寄生し赤血球を壊してしまいます。強い貧血や黄疸が原因で死に至ることもあります。
② 猫ヘモプラズマ症
ノミ、マダニが吸血することで媒介されます。血液の表面にヘモバルトネラというリケッチアが寄生し赤血球を破壊します。 貧血や発熱などを起こしいのちを奪うことがあります。
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