手術について

ひとの手術もどうぶつの手術も100%大丈夫 ということはありえません。
またどうぶつはひとと違い『今から行わること』がわからない不安な気持ちで手術がおこなわれてしまいます。
そんなどうぶつ達へのリスクと痛みを最小限にできる手術を施すよう日々努力しております。

手術の予約について

手術は予約制です。
避妊、去勢手術は体の成熟具合を確認ののちご予約となる場合もありますのでまずはお電話でお問い合わせ下さい。
病状の進行した状態、緊急性のある手術は可能な限り迅速に対応いたします。

手術について

術前検査 手術を行うに当たり「家族の大切などうぶつ」の状態を把握する為、術前相談・検診を行います。
一般的な検診のほかどうぶつの年齢や状態により、血液検査やレントゲン、エコーなどの検査をさせていただきます。
これらの検査は手術1週間前目安にご案内いたします。
手術当日 術前の処置〜不安をと痛みを緩和
手術前には緊張したどうぶつの心と体の痛みを注射で緩和します。
全身麻酔を施すどうぶつ達には少しでも麻酔のリスクを減らすため10分程度、酸素を嗅いでもらう「酸素化」を行います。
いざというとき、俊敏に命を助けるために静脈確保し、その点滴でにも退院まで痛み止めを使用します。
麻酔 麻酔はどうぶつの年齢や体調、手術の種類に応じて、安全性が高く適切なものを使用します。
手術 手術中の出血、手術にかかった時間は「家族の大切などうぶつ」の生命を左右します。
レーザーメスや電気メスを使い、できるだけ麻酔時間、出血を減らし、術後の痛み軽減、早期回復をめざします。
術中の管理

100%安全な麻酔はありませんが安全に手術を終えるよう、努力します。
術前と当日の検診・検査に加え手術中はモニター(※)で管理し、万が一の備えに緊急薬を常備したエマージェンシーカートを用意しています。
※体温、呼吸数、心電図、酸素の吸収度、二酸化炭素の排出度、心拍数、血圧、麻酔ガス濃度

モニターの数値、手術の過程は記録係がすべて記録し問題が起こったときにすぐ対応できるよう注意して診ています。
麻酔の管理はモニターだけに頼らず血色、呼吸様式などを術者、助手で観察します。
入院 どうぶつにできるだけストレスをかけないためにも入院期間は短くし、お家での療養をお勧めしています。
大半の手術で1泊2日を提案します(術後の症状や体調によってはその限りではありません)。
おうちでのケアを心配される場合には飼い主さんとの相談の上決定いたします。
退院後のケア 傷の大きさ、手術の種類によって痛み止め、抗生物質などのおくすりをお出しします。
どうぶつ達は本能的に舐めて傷を直そうとするため手術の傷口を舐めることにより開いたり感染症を起こす可能性があります。
必要に応じてエリザベスカラー、傷カバーを装着します。
抜糸は手術後10〜14日が目安です。

手術実績

  • 避妊手術
  • 去勢手術
  • 子宮蓄膿症
  • 潜在巣摘出
  • 乳腺腫瘤摘出術
  • 帝王切開
  • 会陰ヘルニア整復術
  • 横隔膜ヘルニア整復
  • 臍ヘルニア整復術
  • ソケイヘルニア整復術
  • 脾臓摘出術
  • 肛門周囲腫瘤切除術
  • 膀胱切開術
  • 眼球摘出術
  • 精巣腫瘍摘出術
  • 胃腸切開ふん合術
  • 胃捻転整復術
  • 体表腫瘤切除術
  • 眼瞼腫瘤切除術
  • 口腔内腫瘍摘出術
  • 口腔内スケーリング ・ ポリッシング
  • 乳歯抜歯
  • 内視鏡下食道・胃内異物摘出
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