予防について

ワクチンは正しい時期に適切な接種を行いましょう!

狂犬病ワクチン

狂犬病予防法によりすべての飼い犬にワクチン接種が義務づけられています。
生後91日以上から接種可能で、必ず年に1回のワクチン接種を受けて下さい。
初めて狂犬病ワクチンを接種するわんちゃんは[登録]が必要です。
登録後は4月に各市町村からワクチン接種の案内が届きますのでハガキ持参で病院にお越しください。

※重篤な副反応が現れる恐れがありますので混合ワクチンと一緒に接種することはできません。

混合ワクチン

わんちゃん、ねこちゃんには感染してしまうと命を失ってしまうような感染症、また完全に治癒しない感染症が様々な感染症があります。
そんな感染症にかからないよう、感染してし発症してしまっても症状が軽く済むようワクチン接種が大切です。

※若齢で初めてワクチン接種するどうぶつは複数回の接種が必要です。それ以降は毎年1回の追加接種となります。
注射は副反応が出た場合スムーズに対応できるよう午前中の接種をお勧めしています。
※注射後その日1日は激しい運動やシャンプーを控えましょう。

ワクチンプログラムはスタッフまでお問い合わせください。

フィラリア症の予防

フィラリア症とは蚊によって媒介される寄生虫で犬だけではなくねこにも重篤な症状を引き起こします。
フィラリア症に感染したどうぶつの血を吸った蚊に刺されることで感染し、体内で成熟したフィラリアが、心臓や肺などに寄生することにより様々な症状を引き起こします。
数年前からねこへのフィラリア症感染、死亡例の報告をうけ当院でもねこちゃんのフィラリア症予防に力を入れております。

主な症状 食欲不振、歩きたがらない、咳が出る、息切れ、お腹が膨らんでいる、赤い尿など
予防方法 わんちゃんのライフスタイルに合わせ薬の処方、注射などからお選びいただけます。
ネコちゃんには皮膚に垂らすタイプの予防薬を使用します。
予防時期 地域によって差はありますが当院では5月から11月後半までを投薬期間としています。※わんちゃんの場合、毎年フィラリアの予防スタートの際に、血液液査で前年度の感染の有無を確かめます。
感染の有無をご確認いただき、安心して予防を続けていただくためです。フィラリア症に感染したわんちゃんにもお薬はお出しいたしますが薬のリスク、万が一の対処法を説明いたします。

ノミ、マダニ予防

ノミやマダニは『ついたらすぐに体から落とす』事が大切!

ノミやマダニからの害は刺されたかゆみだけではなく、怖い病気を媒介します。
病気の予防のためもノミ、マダニに吸血させないことが大切です。

ノミ 約3mmと小さく、すばしっこい寄生虫です。
体の表面を移動し毛に隠れてしまうためなかなか見つけられず『糞』でノミの存在に気付くことも多々あります。
目の細かいクシで毛をとき黒い小さな粒を見つけた場合はティッシュにとり少し水を垂らしてこすってみましょう。
粒がふやけて赤茶色がにじんだらその小さな粒は血を吸ったノミの糞です。
冬になると活動性は低くなるものの13度以上の環境で繁殖します。そのため一度お家の中に入ってしまうと1年を通して繁殖を繰り返し駆除が困難となることもあります。
マダニ マダニは吸血することで大きさがかわりますがおおよそ1~10ミリの黒く丸い寄生虫です。
草むらに体や顔を突っ込んだ時にくっついでしまうことが多いため顔や足元でよく発見されます。
強いクチバシを皮膚に差し込み体を固定した形で吸血をします。無理に引っ張ってしまうとクチバシだけを皮膚に残し体が離れそこから化膿することもあります。
もしマダニを見つけた場合は無理に引っ張らずそのままの状態で来院ください。マダニの幼ダニ、若ダニは秋から冬にかけて活動性が高くなります。

小さくて発見の遅れがちなノミ・マダニは刺した部位に痒みや皮膚炎を引きおこすだけではありません。
吸血することでいろんな病原体を媒介したり貧血や全身性のアレルギー症状をひき起こります。

ノミ
① アレルギー性皮膚炎
ノミが吸血する時の唾液や分泌液などがどうぶつの体に入りそれがアレルゲンとなって全身症状を呈することがあります。
② 瓜実条虫
消化管内寄生虫。おしりや便の表面に白い小さな粒がのようなものがついていたら感染の疑いがあります。
マダニ
① 犬バベシア症
バベシア原虫が血液に寄生し赤血球を壊してしまいます。強い貧血や黄疸が原因で死に至ることもあります。
② 猫ヘモプラズマ症
ノミ、マダニが吸血することで媒介されます。血液の表面にヘモバルトネラというリケッチアが寄生し赤血球を破壊します。 貧血や発熱などを起こしいのちを奪うことがあります。
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