海沿いのお散歩には注意が必要です

夕方にお見えになった高齢のチワワのこのお話です
林田港でお散歩していたときに魚がついていたかどうかは不明ですが釣り針を咥えて飲み込んでしまった子がやってきました

高齢のチワワの子は呼吸器や循環器に病気を抱えている子が多く、そして触診や聴診など含めて体を触られるのを極端に嫌う子も多く困ってしまうことも多々あります。

今日のチワワの子もお口の中をみたり触ったりが全くできない子でした

レントゲンを撮ると喉の入り口のあたりに釣り針が写っておりました

このレントゲンは麻酔下で撮り直したものです

麻酔は普通、気管チューブという装置を使いガス麻酔で管理します。ただ今回は喉の奥を見るにあたって気管チューブが邪魔になってしまい、静脈に微量で麻酔薬を入れる処置にて麻酔管理を行い釣り針を除去しました。

僕も以前はよく林田港に釣りに行っていましたが子供達が大きくなってからはいく機会が減ってきました。父親の影響で釣りが好きで子供の頃から川や池でよく釣りをしておりました。父親には釣り場を汚すことは絶対あってはいけないと教えられてきましたのでゴミや絡んでしまった糸や針は持ち帰るようにしておりました。がしかし、どこの釣り場においても針や糸が散乱し様々な問題を起こしているのも事実です。

捨てられた釣り糸、針によるどうぶつ達への被害を減らすためにも、最低限自分で出したゴミを持ち帰るようにどうぞよろしくおねがします。
ちなみにこのように釣り針がひっか買ったり、飲み込んだりして診察を受ける子たちが少なくないことを理解いただきたいと思います

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