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今年第一号発生しました
土曜日は病院の資源ごみを引き取り先まで運びました
運ぶ際に必ずゆっちゃんが邪魔をします(笑)
何が何でも車に乗って遊びに行きたいんでしょうね〜

今年第一号のバベシア感染がありました

数日前から元気と食欲が無くなってきたとの主訴でお見えになったワンちゃんでした
身体検査では発熱、脾腫などがありました
血液検査では血小板減少、C反応性タンパク質増加がありましたが貧血はありませんでした(血の濃さは正常範囲下限ギリギリでしたが)
血液塗抹検査ではバベシア原虫は発見できませんでしたが、症状からしてバベシア症の可能性が高かったので確定診断としてバベシア原虫の遺伝子を抽出する検査を外部検査機関に依頼したところ、陽性との検査結果が出ました
すぐにバベシア症に対する治療を行ったところ上昇が改善し食欲も出て元気になってきました。
バベシア症は完全に治癒することがありません。治療をしてもバベシア原虫を体内から完全に排除することができません。再発の恐れや治療薬の副作用などもありますので一番はダニの吸血から身体を守るのが一番です。
こんな時期でもお外で散歩する場合にはしっかりとノミ・ダニ予防を行いましょう!
2017-11-02日の当院のブログを引用しております
先日なんだか元気が最近がイマイチとのことで来院されました
病院内では元気いっぱいの様子で身体検査では特に大きな問題がありませんでしたので1日だけ経過を見ました
次の日も元気はありましたが念のために血液検査をしてみると極めて軽度な貧血とCRP(C反応性タンパク質)のみの上昇が認められました。
血液塗抹標本という血液の形態を検査してみると赤血球中にある物体(赤い矢印)が数個認められました

これはバベシア原虫で、ダニの吸血により媒介されます
このブログでも何度も取り上げた香川県では極めてよくみる病気です
最近ではSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という恐ろしい人に感染する病気も愛玩動物からの感染例などが報告されてます
バベシア症の主な症状
元気消失・食欲不振・黄疸・発熱などがお家では見られます
病院で見られる症状は
1、貧血
2、黄疸
3、発熱
4、脾腫(脾臓が腫れて大きくなること)
5、血小板減少
6、CRPの増加
7、赤血球のバベシア原虫確認
8、PCRにてバベシア原虫の遺伝子検出→もっとも確実な診断方法です
病気については
https://www.bayer-pet.jp/pet/library/disease/babesiosis.html (バイエル社ホームページ)
詳しい治療内容については
http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06804/c1.pdf (日本獣医師会ホームページ)
をご覧ください
毎月ノミ・ダニ予防をしっかりすればほぼ予防できる病気です
このバベシア症に一回感染すると完全に原虫を体内から排除することは不可能と言われており、再発、治療薬の耐性も問題となります
ノミ・ダニ予防薬には
スポットオン製剤(首の後ろに滴下するタイプ)
経口投与製剤(飲むタイプ)
経口投与剤には薬剤持続が1ヶ月のものと3ヶ月のもの、フィラリア予防薬との合剤など、様々な選択肢がございます
しっかり予防して楽しくお散歩しましょう!
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